中小企業のAI活用ガイド
マニュアル・引き継ぎ ・ AI活用ガイド

業務マニュアルを、AIで形にする
中小企業の使いどころと、始め方

最終更新 2026年8月19日 ── 山口・周南の中小企業の現場をもとに書いています。特定の製品名・価格は挙げていません。

「あの人が休むと止まる」。この属人化は、人手不足の会社にとっていちばん重い問題です。マニュアルを作ればいい、と分かっていても、書く時間がない。ここでAIが効きます。ベテランに話してもらい、それを文字にして、手順書の形に整える。人がやるのは、話すことと、直すことだけです。

よくある困りごと任せられるところ始め方道具の種類つまずきと直し方費用と補助金よくある質問

よくある困りごと

これまで・ 背中を見て覚えろ・ 書く時間がない・ その人が休むと止まる話す→形にする→直すAIを使うと✓ ベテランが15分話す✓ AIが手順書の形にする✓ 新人が直しながら使う
図:話す→形にする→直す。前と後で、人がやることが変わる(目安)

AIに任せられるところ・人が残すところ

全部を任せようとすると、たいてい失敗します。線を引くのが先です。

その仕事、マニュアルにする?毎日・毎週くり返す仕事先に作る。効果が大きい年に数回の特殊な仕事後回しでよいその人の判断が全ての仕事手順ではなく、判断の基準を書く
図:その仕事、マニュアルにする?

始め方(4ステップ)

いきなり全社に入れないでください。1つの業務で、人が見ながら小さく回すのが王道です。

11つの仕事を選ぶいちばん困る「その人しかできない」仕事から2ベテランに15分、話してもらう録音でいい。書かせない。話すだけ3AIに手順書の形にさせる番号つきの手順+注意点。A4一枚に4新人に使わせて、直してもらう使いながら直す。完璧を目指さない
図:小さく試して広げる、4つのステップ

使う道具の種類

製品名ではなく、種類で押さえてください。道具は入れ替わりますが、種類と役割は変わりません。

道具の種類できること気をつけること
文字起こし+要約話した内容を、手順の形にする専門用語は取りこぼす。用語集を渡す
文章生成の道具手順書の整形・言い換え・図の下書き手順の正しさは、必ずベテランが確認
共有の置き場全員が見られる場所に置く作っただけで置き場がないと、使われない

よくあるつまずきと、直し方

つまずき直し方
完璧なマニュアルを目指すA4一枚から。使いながら直すのが早い
ベテランに書かせる書くのは負担。話してもらって、AIが形にする
作って終わりにする新人に直させる回し方まで作る
置き場を決めない見られない場所にあるマニュアルは、無いのと同じ

費用と、補助金の使いどころ

マニュアル作成そのものへの補助金はふつうありませんが、業務システムの導入や省力化の一部として位置づけると、制度の対象になる場合があります。

補助金の使い方は、デジタル化・AI導入補助金の記事と、補助金の窓口 やまぐちで詳しくまとめています。市町ごとに使える制度は市町別の一覧から。

よくある質問

ベテランが協力してくれません。
「あなたの仕事を取る」と受け取られていることが多いです。「あなたが休めるようにしたい」「教える時間を減らしたい」と伝えてください。話すだけでいい、というのも効きます。
録音を渡して、情報は大丈夫ですか?
使う道具の設定によります。学習に使われない設定にできるものを選び、社外秘や個人情報が入る仕事は、扱いを決めてから始めてください。
どのくらいで作れますか?
1つの仕事につき、話す15分+整える30分ほどが目安です。A4一枚なら、その日のうちに形になります。
何から始めればいいですか?
「その人が休むといちばん困る仕事」を1つ選んでください。効果が大きく、社内の納得も得やすいです。
「うちの場合、どこから始める?」60秒で見立てます。

困りごとを2つ選ぶだけ。合う入口と、始め方の順番をご案内します。設計から実行まで一緒に進める外部CDO(月額)もあります。

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※ この記事は、山口・周南の中小企業の現場をもとにした一般的な進め方の説明です。時間の短縮などの数字は目安で、業種や業務の中身によって変わります。道具の仕様・料金・データの扱いは、必ず提供元の最新の情報でご確認ください。