中小企業のAI活用ガイド
議事録 ・ AI活用ガイド

会議の議事録を、AIで作る
中小企業の使いどころと、始め方

最終更新 2026年8月19日 ── 山口・周南の中小企業の現場をもとに書いています。特定の製品名・価格は挙げていません。

「会議は終わったのに、議事録が終わらない」。中小企業でいちばん最初にAIを入れて、いちばん喜ばれるのが議事録です。録音から文字起こし、要点のまとめ、決まったことと宿題の切り出しまで、下ごしらえはAIに任せられます。人がやるのは、最後の確認だけ。ここでは、その使いどころと始め方を書きます。

よくある困りごと任せられるところ始め方道具の種類つまずきと直し方費用と補助金よくある質問

よくある困りごと

これまで(1回あたり 45〜60分)・ 録音を聞き直す・ 要点をメモに起こす・ 書式に整える・ 配る下ごしらえはAIAIを使うと(10分ほど)✓ 文字起こしと要約はAIが下書き✓ 人は事実確認と、書き足し✓ 決定事項と宿題だけ、目で追う
図:下ごしらえはAI。前と後で、人がやることが変わる(目安)

AIに任せられるところ・人が残すところ

全部を任せようとすると、たいてい失敗します。線を引くのが先です。

この会議、AIに渡していい?社内の定例・進捗共有そのまま渡せる取引先との打ち合わせ相手の同意を得てから人事・評価・機微な相談渡さない。手書きで
図:この会議、AIに渡していい?

始め方(4ステップ)

いきなり全社に入れないでください。1つの業務で、人が見ながら小さく回すのが王道です。

1録音の方法を決めるスマホ1台でいい。置く位置と、始め方を決める2文字起こし→要約を試すまず1回分。人の議事録と見比べる3書式のひな形を渡す決定事項・宿題・担当・期限。この4つを必ず出させる4配る前に、人が確認固有名詞と数字だけ見る。ここは人の仕事
図:小さく試して広げる、4つのステップ

使う道具の種類

製品名ではなく、種類で押さえてください。道具は入れ替わりますが、種類と役割は変わりません。

道具の種類できること気をつけること
文字起こしの道具音声を文字にする。話者を分けられるものもある方言・専門用語は取りこぼす。用語集を渡すと精度が上がる
要約・整形の道具長い文字起こしを、要点と宿題に整理する書式のひな形を渡さないと、毎回ばらつく
会議ツール内蔵の機能オンライン会議の録画から自動で作る対面の会議には使えない。録音は別に用意する

よくあるつまずきと、直し方

つまずき直し方
録音が聞き取れず、精度が出ないマイクを話す人の近くに。1台をテーブル中央に置くだけでも変わる
要約が薄い・的外れ「決定事項」「宿題」「担当」「期限」を必ず出す、と指示に書く
固有名詞が毎回まちがう社名・商品名・略語の一覧を、毎回いっしょに渡す
そのまま配ってしまう配る前に人が1分だけ確認。数字と名前だけでいい

費用と、補助金の使いどころ

議事録づくりの道具は、月あたり数千円から使えるものが多いです(目安)。会計や受発注のシステムとまとめて入れるなら、デジタル化・AI導入補助金の対象になる場合があります。

補助金の使い方は、デジタル化・AI導入補助金の記事と、補助金の窓口 やまぐちで詳しくまとめています。市町ごとに使える制度は市町別の一覧から。

よくある質問

会議の録音をAIに渡して、情報は大丈夫ですか?
使う道具によって、入力した内容の扱いが違います。学習に使われない設定にできるものを選び、社外秘や個人情報を含む会議は渡さない、という線引きを社内で決めてください。取引先が入る会議は、録音の同意を先に取ります。
方言や専門用語が多いのですが、使えますか?
使えますが、そのままだと取りこぼします。社名・商品名・略語・現場の言い回しを一覧にして、毎回いっしょに渡すと精度が上がります。最初の2〜3回は、人の議事録と見比べて調整してください。
どれくらい時間が減りますか?
会議1回あたり45〜60分かかっていたものが、10分前後になる例が多いです(目安)。減った分をゼロにするのではなく、「決まったことをすぐ配る」に使うと、会議そのものが速くなります。
何から始めればいいですか?
いちばん頻度の高い定例会議、1つだけで試してください。1回分をAIに通して、いつもの議事録と見比べる。ここで「使える/使えない」が判断できます。
「うちの場合、どこから始める?」60秒で見立てます。

困りごとを2つ選ぶだけ。合う入口と、始め方の順番をご案内します。設計から実行まで一緒に進める外部CDO(月額)もあります。

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※ この記事は、山口・周南の中小企業の現場をもとにした一般的な進め方の説明です。時間の短縮などの数字は目安で、業種や業務の中身によって変わります。道具の仕様・料金・データの扱いは、必ず提供元の最新の情報でご確認ください。