中小企業のAI活用ガイド
問い合わせ ・ AI活用ガイド

問い合わせ対応を、AIで軽くする
中小企業の使いどころと、始め方

最終更新 2026年8月19日 ── 山口・周南の中小企業の現場をもとに書いています。特定の製品名・価格は挙げていません。

「問い合わせ対応に、事務が半日とられる」。同じ質問に、何度も答えていませんか。よくある質問への回答と、返信の下書き。ここはAIが得意な領域です。全部を自動にするのではなく、「下ごしらえはAI、返すのは人」から始めるのが、失敗しない順番です。

よくある困りごと任せられるところ始め方道具の種類つまずきと直し方費用と補助金よくある質問

よくある困りごと

これまで(1件 30〜60分)・ 問い合わせを読む・ 過去の対応を探す・ 返信文を書く・ 確認して送る人がやるのは確認だけAIを使うと(5分ほど)✓ AIが過去の対応を探して下書き✓ 人は事実確認と、ひと言足す✓ 送るのは人
図:人がやるのは確認だけ。前と後で、人がやることが変わる(目安)

AIに任せられるところ・人が残すところ

全部を任せようとすると、たいてい失敗します。線を引くのが先です。

その問い合わせ、どう返す?よくある質問(営業時間・料金の目安)自動応答でよい見積・在庫など、内容の確認が要るAIが下書き、人が返すクレーム・条件交渉人が最初から対応する
図:その問い合わせ、どう返す?

始め方(4ステップ)

いきなり全社に入れないでください。1つの業務で、人が見ながら小さく回すのが王道です。

1よくある質問を20個、書き出す実際に来た問い合わせから。想像で作らない2答えの型をそろえる同じ質問に、同じ答え。ここが自動化の土台3下書きから始めるいきなり自動返信にしない。まず人が送る形で4様子を見て、自動の範囲を広げる間違いが出ない範囲だけ、少しずつ
図:小さく試して広げる、4つのステップ

使う道具の種類

製品名ではなく、種類で押さえてください。道具は入れ替わりますが、種類と役割は変わりません。

道具の種類できること気をつけること
チャットボットサイト上で、よくある質問に自動で答える答えの元になる文章がないと、まともに答えない
メールの下書き支援過去の対応をもとに、返信文を下書きする固有名詞と金額は人が確認
問い合わせの振り分け内容を読んで、担当や優先度を仕分ける仕分けの基準を、先に言葉にしておく

よくあるつまずきと、直し方

つまずき直し方
答えの元になる文章がないまずFAQを20個。ここを飛ばすと何も回らない
全部を自動にしようとするクレームと条件交渉は人。線引きを先に決める
AIの答えが事実と違う料金・在庫・納期など動く数字は、人が確認してから送る
担当が決まっていないAIが下書きしても、送る人が決まっていないと止まる

費用と、補助金の使いどころ

チャットボットや問い合わせ管理の仕組みは、デジタル化・AI導入補助金の対象になる場合があります。まずは無料や低額の道具で試し、続けられそうなら制度を検討する順番が安全です。

補助金の使い方は、デジタル化・AI導入補助金の記事と、補助金の窓口 やまぐちで詳しくまとめています。市町ごとに使える制度は市町別の一覧から。

よくある質問

お客さんに「AIが答えている」と分かって、失礼になりませんか?
自動応答であることを明記していれば、失礼にはあたりません。むしろ、待たせないほうが喜ばれます。ただし、こみ入った話は人に代わる導線を必ず用意してください。
間違った回答をしたら、どうなりますか?
だから最初は「下書き」から始めます。人が送る形なら、間違いは社内で止まります。自動で返す範囲は、間違えても取り返しがつくものだけにしてください。
うちは電話がほとんどです。使えますか?
電話の内容を要約して記録に残す、折り返しの下書きを作る、といった使い方ができます。よくある質問をサイトに載せて、電話そのものを減らすのも効きます。
何から始めればいいですか?
実際に来た問い合わせから、よくある質問を20個書き出すところからです。ここが全部の土台になります。
「うちの場合、どこから始める?」60秒で見立てます。

困りごとを2つ選ぶだけ。合う入口と、始め方の順番をご案内します。設計から実行まで一緒に進める外部CDO(月額)もあります。

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※ この記事は、山口・周南の中小企業の現場をもとにした一般的な進め方の説明です。時間の短縮などの数字は目安で、業種や業務の中身によって変わります。道具の仕様・料金・データの扱いは、必ず提供元の最新の情報でご確認ください。