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補助金 / 月次 vol.6

【2026年7月】今月使える補助金の一覧──夏の締切ラッシュと、統合された新制度

荒木 🗓 2026.07.13 ⏱ 約7分
補助金 / 月次 2026年7月、
夏の締切ラッシュを取りこぼさない。
目次
  1. 今月動いている補助金の、締切一覧(時系列)
  2. 今月の締切を、表でもう一度
  3. ものづくり+新事業進出が「統合」された話
  4. 国の主な補助金、上限の一覧
  5. 山口県内で、今おさえたい制度
  6. 今月やっておきたい準備、3つ
  7. もう一歩くわしく:用語・つまずき・ケース
  8. よくある質問

これは2026年7月時点の情報をまとめた記録です。今年度は、補助金の地図が大きく塗り替わりました。ずっと設備投資の主役だった「ものづくり補助金」と「新事業進出補助金」が、統合されています。しかもこの夏は、締切が7月から9月にかたまっています。締切が過ぎてから「もう終わっとった」と気づくのが、一番くやしいやつです。防ぐ方法は一つだけ。早めに手を挙げておくこと。7月に動いていた補助金を、地方の会社の目線で並べます。

これは 2026年7月 時点の記録です

この記事に載っている締切は、すでに過ぎているものがあります。ただ「その月に何が動いていたか」の記録として残しています。いま使える制度は、下の最新版と窓口でご確認ください。

01今月動いている補助金の、締切一覧(時系列)

7月から9月にかけて、締切が近いものが並びます。日付順に見ると、7月末までに集中していました。

2026.7.21
旧・IT導入補助金。第1次はこの日まで。
2026.7.24
事業承継・M&A補助金 第15次 締切
2026.8.25
デジタル化・AI導入補助金2026 複数者連携枠 締切
2026.8.31
ものづくり+新事業進出の統合新制度。
2026.9.30
統合新制度 第1回 締切
この夏いちばんの本命。準備の時間は長くない。
2026.11.5 〜 12.15
小規模事業者持続化補助金(通常枠)第20回 受付〜締切

▷ 注意:7/21・7/24・7/31 は、7月時点でもう目の前でした。GビズIDの発行だけで2〜3週間かかることを思うと、7月締切のものは、すぐ動かないと間に合いません。※ 公募回・締切は最新の公募要領で必ず確認を。

02今月の締切を、表でもう一度

時系列だけだと拾いにくいので、制度ごとに締切の目安を並べます。「随時」「未定」も含めて、全体像をつかんでください。

補助金受付・締切の目安(2026年)
新事業進出・ものづくり
商業サービス補助金
※統合新制度
第1回:8/31 受付開始 〜 9/30 締切
デジタル化・AI
導入補助金2026
※旧・IT導入補助金
第1次:7/21 締切/複数者連携枠:8/25 締切
省力化投資補助金
(一般型)
第7回:7/31 締切
省力化投資補助金
(カタログ注文型)
随時受付中
事業承継・
M&A補助金
第15次:7/24 締切
小規模事業者
持続化補助金
(一般型・通常枠)
第20回:11/5 受付開始 〜 12/15 締切
成長加速化補助金次回公募 未定(第2回は令和8年3月締切済)

03ものづくり+新事業進出が「統合」された話

うちは、何がやりたい?今の事業を、もっと強くしたい革新的新製品・サービス別の分野に、新しい柱を立てた新事業進出枠海外の市場に、出たいグローバル枠
図:やりたいことで、3つの枠から選ぶ

今年度いちばん大きい変化が、これです。「ものづくり補助金」と「新事業進出補助金」が一つになりました。新しい名前は新事業進出・ものづくり商業サービス補助金。中身は、次の3つの枠でできています。やりたいことで、選ぶ枠が変わります。

「うちは、何がやりたい?」で枠が決まる
今の事業を、
もっと強くしたい
革新的新製品・
サービス枠
別の分野に、
新しい柱を立てたい
新事業進出枠
海外の市場に、
出たい
グローバル枠
補助上限(賃上げ特例時)補助率
革新的新製品・
サービス枠
750万〜最大3,500万円中小1/2(条件で2/3)
小規模2/3
新事業進出枠750万〜最大9,000万円中小1/2(条件で2/3)
グローバル枠750万〜最大9,000万円中小2/3

補助の下限は750万円(革新枠は100万円)。給与総額が年平均+6.0%以上、かつ最低賃金+50円以上を満たす「賃上げ特例」で、上限や補助率が上がります。第1回は8月31日受付開始・9月30日締切。準備の時間は、決して長くありません。

▷ ここがコツ:「名前が変わっただけで、うちには関係ない」と思わないこと。下限が750万円ということは、それなりの投資が前提の制度です。小さい設備の入れ替えなら、省力化投資やデジタル化・AI導入のほうが合うことも多い。投資の規模から逆算して選ぶのが早いです。

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04国の主な補助金、上限の一覧

「結局、うちの規模だとどれ?」。上限と使いみちで、主なものを並べます。

補助金補助上限主な用途
新事業進出・ものづくり
商業サービス補助金
最大9,000万円革新的な設備投資・新市場進出(統合新制度)
成長加速化補助金5億円売上100億円超を目指す中小企業の大胆な設備投資
省力化投資補助金
(一般型)
1億円人手不足解消の自動化(オーダーメイド型)
省力化投資補助金
(カタログ型)
1,500万円カタログ掲載の汎用製品を導入する簡易型
小規模事業者
持続化補助金
(通常枠)
50万円
(特例併用で最大250万円)
販路開拓・チラシ・店舗改装。商工会・商工会議所への相談必須
事業承継・
M&A補助金
促進枠 800万円
(専門家活用枠
特例で最大2,000万円)
事業承継・M&A時の設備投資・専門家費用
デジタル化・AI
導入補助金2026
通常枠 450万円
(複数者連携枠
最大3,000万円)
ITツール・AI導入・インボイス対応・セキュリティ強化

同じ制度を、7月時点の「目的」で引けるように並べ直すと、こうなります。

やりたいこと7月に動いていた主な制度補助上限
設備・機械を
入れる
新事業進出・ものづくり商業サービス補助金 / 省力化投資(一般型)最大9,000万円 /
1億円
IT・デジタル化デジタル化・AI導入補助金2026450万円
(連携枠 最大3,000万円)
事業承継・
M&A
事業承継・M&A補助金促進枠 800万円
販路開拓・
店舗改装
小規模事業者持続化補助金(通常枠)50万円
(特例で最大250万円)
人を雇う・
賃上げ
賃金引上げ応援奨励金 / 正規シャインもっと応援奨励金300万円 /
最大100万円

05山口県内で、今おさえたい制度

国の制度は大きいけれど、地方の会社には県や市の制度のほうが使いやすいことも多いです。7月に募集中だったものを並べます。

県:募集中だったもの

市町で押さえたい制度

▷ 注意:山口県の賃金引上げ応援奨励金・正規シャイン奨励金・DXツール導入型などは、予算がなくなり次第、受付期間内でも終了します。締切の日付が先でも、油断は禁物。お早めに。

06今月やっておきたい準備、3つ

1GビズID プライムを取る発行に2〜3週間以上。今すぐ2直近2期分の決算書を揃える顧問税理士に一声で揃う3「3年後どうなりたい」を言葉に投資の目的が固まれば、書類は後から
図:夏の締切に間に合わせる、3つの準備

どの補助金を出すにしても、先にやることは同じです。夏の締切に間に合わせるなら、この3つは今すぐ。

STEP 1
GビズID プライムを取る
申請にほぼ必須。発行に2〜3週間以上。夏の締切に間に合わせるなら、今すぐ。
STEP 2
直近2期分の決算書を揃える
貸借対照表/損益計算書/販管費明細書/製造原価報告書/個別注記表。
STEP 3
「3年後どうなりたい」を言葉に
申請書は計画書。投資の目的が固まれば、書類は後から付いてくる。

07もう一歩くわしく:用語・つまずき・ケース

用語を、かみ砕く

用語この記事での意味
締切ラッシュ7〜9月に複数の制度の締切が重なること。準備が間に合わない会社が出る
統合新制度新事業進出・ものづくり商業サービス補助金。3つの枠
下限補助金には「この金額以上の投資」という下限がある制度も。小さな入れ替えは別の制度で
賃上げ特例給与総額 年平均+6.0%以上・最低賃金+50円以上の約束で上限が上がる

よくあるつまずきと、直し方

つまずき直し方
夏に思い立って夏に出そうとするGビズIDと計画づくりで数週間。7月中に動き出す
小さな設備の入れ替えに統合新制度を使おうとする下限がある。小さな投資は省力化や持続化、市の制度で
複数の締切を全部追う「うちの困りごとに近い2つ」に絞る
統合の話を「名前が変わっただけ」と思う枠・上限・特例が新しい。要領を読み直す
省力化(カタログ型)最大1,500万円・随時統合新制度(新事業進出枠・通常)上限7,000万円同・賃上げ特例上限9,000万円※金額は記事本文の目安。枠・回で変わる。下限にも注意
図:投資の大きさで、使う制度が変わる

ケースで見る(仮の例)

下松市の金属加工(社員30名・仮の例)。7月に「秋の大きい補助金に出したい」と相談。GビズIDはまだ。決算書は手元にない。この状態から逆算すると、統合新制度の一次締切は厳しい。

そこで二段構えにしました。まず省力化投資補助金(カタログ型)で小さな自動化を先に出す。統合新制度は二次締切に照準を合わせ、秋までに計画を練る。どちらも同じ「人手不足を機械で埋める」という目的につながる。

締切に追われて中身のうすい計画を出すより、次の回に間に合わせて通す。締切は一つではありません。

▷ ここだけは
  • 7月に動けば秋に間に合う。動かないと間に合わない
  • 小さな投資は下限のない制度で。大きな投資は統合新制度
  • 全部追わない。困りごとに近い2つに絞る

08よくある質問

ものづくり補助金は、もう使えないの?
名前としては統合されました。7月時点で、新しく申請するなら「新事業進出・ものづくり商業サービス補助金」が窓口です。ネットで「ものづくり補助金」と検索すると古い情報が出てくることがあるので、正式名で確認してください。
統合新制度の締切は、いつだった?
第1回は、8月31日に受付開始、9月30日が締切でした。GビズIDの発行と事業計画づくりの時間を逆算すると、7月中に動き出さないと間に合わない日程でした。
小さい設備の入れ替えでも使える?
統合新制度は下限が750万円で、それなりの投資が前提です。小さい設備なら、省力化投資補助金やデジタル化・AI導入補助金2026のほうが合うことが多いです。投資の規模から選ぶのが近道です。
県の奨励金は、締切まで待てば大丈夫?
日付だけで安心はできません。山口県の賃金引上げ応援奨励金などは、予算がなくなり次第、受付期間内でも終了します。締切が先でも、早めに動くのが安全です。

▷ 最後に必ず:この記事の金額・締切・上限・補助率は、すべて2026年7月時点のものです。統合で名前や中身が変わったばかりの制度もあります。出す前に、必ず最新の公募要領で一次情報を確認してください。

荒木
合同会社Ring's / 山口・周南で中小企業の経営に伴走
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