AI導入が続かない理由
中小企業でよくある5つの形
AIを入れたのに使われていない。この相談はよくあります。 止まり方には型があります。5つのうち、どれに当てはまるかが分かれば、直す場所も決まります。
よくある5つの理由
順に見ていきます。心当たりのあるところだけ読んでください。
① 道具から入る
いちばん多い形です。ツールを契約してから、使い道を探し始める。
こうなると、担当者が「何に使えるか」を考える仕事を新しく背負うことになります。忙しい会社ほど、それが止まる理由になります。
直し方は1つです。いま困っている作業を書き出すところに戻ってください。
② 対象を広げすぎる
全社一斉に、5つも6つも同時に始める形です。
動いている数が多いほど、進み具合が見えなくなります。どれも中途半端なまま、報告できる成果が出ません。
直し方は、動かすものを1つに絞ることです。他は止めるのではなく、順番待ちにします。
③ 決めごとがない
何を入力してよいかが決まっていないと、慎重な人ほど使いません。
「これ入れていいのかな」と迷った時点で、手が止まります。逆に無頓着な人が使いすぎるという、両側の問題も起きます。
決めるのは1行で足ります。お客様の名前と個人情報は入力しない。まずここからです。
④ 旗を振る人がいない
誰の仕事でもない状態になると、必ず止まります。
必要なのは詳しい人ではなく、社内の仕事を分かっていて、決められる立場の人です。社長が兼ねても構いません。ただし、月に1回は進み具合を見る時間を取ってください。
⑤ 成果を測っていない
測っていないと、続ける理由も止める理由も出てきません。
感覚で「速くなった気がする」では、社内は動きません。
導入前に2週間、その作業の時間を記録しておいてください。後から比べられる形になります。
抜け出す順番
5つ全部を直す必要はありません。どれか1つを外せば、輪は切れます。
止まっている会社に共通するのは、原因を「社員のやる気」に置いていることです。ほとんどの場合、原因は仕組みの側にあります。
よくある質問
- 一度失敗しました。もう一度やれますか。
- やれます。一度触った社員がいるのは強みです。前回どこで止まったかを1つ特定して、そこだけを変えて再開してください。
- 社員が乗り気ではありません。
- 「仕事が奪われる」と思われていることが多いです。最初に選ぶ仕事を、本人が面倒だと感じている作業にすると、受け取られ方が変わります。
- 成果が出ているのか分かりません。
- 測っていないからです。導入前に2週間だけ時間を記録しておくと、後から比べられます。いまからでも、次の作業では記録してください。
困りごとを2つ選ぶだけ。合う入口と、始め方の順番をご案内します。設計から実行まで一緒に進める外部CDO(月額)もあります。