AIが文章でよく使う言葉・言い回し
見分け方と、自然に直すコツ
ChatGPTなどで作った文章には、くせがあります。お知らせ、メール、求人票、ホームページの文章。読む人に「AIで書いたな」と気づかれると、中身まで軽く見られがちです。このページでは、AIがよく使う言葉と言い回しを並べて、どう直せばいいかをまとめました。AIを使うのをやめる話ではありません。最後に人が手を入れる場所を、はっきりさせる話です。
AIがよく使う言葉・言い回し(14の例)
1つ出てくるだけなら問題ありません。同じ文章に何度も出てくると、AIっぽさが目立ちます。
| 言葉・言い回し | なぜAIっぽく見えるか | 直し方 |
|---|---|---|
| 「さらに」「また」「加えて」 | 文の頭につなぎ言葉が続く | 消す。話が変わるなら段落を分ける |
| 「つまり」「要するに」 | 言ったことをもう一度言い直している | 最初から一度で言う |
| 「〜と言えるでしょう」「〜ではないでしょうか」 | 言い切らずにぼかしている | 言い切る。迷いがあるなら理由を書く |
| 「重要です」「欠かせません」「鍵となります」 | 大事だとは言うが、なぜかが書かれていない | 理由か数字を1つ添える |
| 「〜することで、〜が可能になります」 | 同じ形の文が続く | 「〜すると、〜できます」と短くする |
| 「活用」「推進」「最適化」「促進」 | 何をするのかが見えない | 「使う」「進める」など、動きの言葉にする |
| 「多角的」「包括的」「シームレス」 | 大きいだけで中身の無い言葉 | 具体的に何と何か、を書く |
| 「革新的」「画期的」「飛躍的に」 | 大げさに聞こえる | 数字か、あった事実に置き換える |
| 「〜において」「〜に関して」「〜の観点から」 | 文が硬く、長くなる | 「〜で」「〜は」で足りることが多い |
| 「〜が挙げられます」 | 並べる前の前置き | 前置きを消して、すぐ並べる |
| 「ぜひ〜してみてください」「〜しましょう!」 | 呼びかけの決まり文句 | 相手が次にすることを1つだけ書く |
| 「いかがでしたか」「まとめ」 | 記事の終わりの決まった形 | 最後は、言いたいことを1文で書く |
| 「〜について解説します」 | 書き出しの決まった形 | 結論から書き始める |
| 見出しが「〜とは?」「メリット・デメリット」ばかり | どの見出しも同じ形になる | 読む人が実際に持つ疑問の言葉で見出しを作る |
言葉より先に目につく、文章の形のくせ
言葉を直しても、形がそのままだとAIっぽさは残ります。次のような形になっていないか、見てください。
- 一文が長い。読点が4つも5つも入っている。
- 箇条書きがいつも3つか5つで、長さもそろいすぎている。
- 太字、記号(「:」や「→」)、絵文字が多い。
- 名前・数字・場所が出てこない。どの会社にも当てはまる文になっている。
- 誰に向けた文章かが書かれていない。
- 結論が最後まで出てこない。
自然に直す5つのコツ
| コツ | やること |
|---|---|
| 使わない言葉を、先に伝える | 頼むときに「さらに・つまり・重要です・活用は使わない」と書いておく |
| 一文の長さを決める | 「一文は40字くらいまで」と頼む |
| 自社のことを1つ入れる | 実際の数字・地名・お客さまの声(名前は出さない)を1つ足す |
| 結論から書かせる | 「最初の1文に結論を書く」と頼む |
| 最後は人が声に出して読む | 読んでいてつまる所が、たいていAIっぽい所 |
そのまま使える頼み方の例
AIに書き直しを頼むときは、条件を先に並べます。次の文を、そのまま貼って使えます。
次の文章を、山口県の中小企業のお客さま向けに書き直してください。条件:一文は40字以内。結論を最初に書く。「さらに」「つまり」「重要です」「活用」「〜と言えるでしょう」は使わない。箇条書きは使わない。最後に、読む人が次にすることを1つだけ書く。
求人票や提案書など、仕事ごとの頼み方は求人票のガイドや資料づくりのガイドにもまとめています。
社内で使うときの決まり(3つ)
- 社外に出す文章は、必ず人が最後まで読んでから出す。
- 数字・日付・固有名詞は、元の資料で確かめる。AIは間違えることがある。
- 使わない言葉の一覧を社内で共有して、頼み方に貼っておく。
ルールの決め方は、AIの社内ルールのガイドにまとめています。
よくある質問
- AIで書いた文章は、検索で不利になりますか?
- Googleは、AIを使ったかどうかではなく、読む人の役に立つかどうかで評価すると公表しています。ただし、検索の順位を上げるためだけに中身の薄い文章を量産することは、スパムとして扱われます。AIの下書きに、自社の経験や数字を足すのが近道です。
- AIっぽい言葉を消せば、AIで書いたと気づかれませんか?
- 言葉を直すと、読みやすくはなります。ただ、気づかれるかどうかより、中身が自社の言葉になっているかのほうが大事です。お客さまが知りたいのは、あなたの会社のことです。
- 社員がAIを使うのを、禁止したほうがいいですか?
- 禁止すると、隠れて使われがちです。使ってよい場面と、外に出す前の確かめ方を先に決めるほうが安全です。決め方は、AIの社内ルールのガイドにまとめています。
「うちの場合、どこから始める?」
業務別のガイドに、使いどころと始め方の順番をまとめています。設計から実行まで一緒に進める外部CDO(月額)もあります。
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※ ここに挙げた言葉は、生成AIの文章によく見られる傾向の例です。使ったから悪い、というものではありません。読む人に合わせて、言い換えるかどうかを決めてください。