これは2026年10月2日時点の情報です。先月9/29・9/30に大型締切が重なった反動で、今月は少し落ち着くかと思いきや、ひとつ大きな動きがありました。中小企業成長加速化補助金3次公募の締切が、公募要領の改訂で10月29日から11月12日に延長されています。あわせて省力化投資補助金(一般型)第8回は10月16日、デジタル化・AI導入補助金2026の複数者連携枠と新事業進出・ものづくり商業サービス補助金の二次締切が10月30日に重なります。今月動くべき順番を、地方の会社の目線で並べます。
補助金の締切と内容は毎月動きます。いま募集中のものは、補助金の窓口の一覧と診断がいちばん確実です。
01今月動いている補助金の、締切一覧(時系列)
10月は前半と後半、それぞれに締切の山があります。日付順に見ると、動く順番が見えてきます。黄色い印が、とくに落とせない日です。
▷ 注意:成長加速化補助金のように、公募要領の改訂で締切が動くことがあります。公募回・締切は予告なく変わります。※ 最新の公募要領で必ず確認してください。
02締切を、制度ごとの表でもう一度
時系列だと拾いにくいものもあるので、制度ごとに締切の目安を並べます。「受付前」「受付済み」も、あえて残しています。
| 補助金 | 受付・締切の目安(2026年) |
|---|---|
| デジタル化・AI 導入補助金2026 ※旧・IT導入補助金 | 通常枠等(6次)は9/29 締切済み/複数者連携枠(3次):10/30 17:00締切/次回(7次)は12/1予定 |
| 新事業進出・ものづくり 商業サービス補助金 ※統合新制度 | 第1回:一次締切9/30締切済み、二次締切 10/30 18:00 |
| 省力化投資補助金 (一般型) | 第8回:10/16 17:00締切(9/18受付開始) |
| 省力化投資補助金 (カタログ注文型) | 随時受付中 |
| 成長加速化補助金 | 3次公募:11/12 15:00締切(延長後) |
| 事業承継・ M&A補助金 | 第16次:10/2受付開始〜11/6 17:00締切 |
| 小規模事業者 持続化補助金 (一般型・通常枠) | 第20回:11/5受付開始〜締切 12/15(今月時点は受付前) |
10月、うちが狙うのはどれか。やりたいことで、大きく3つに分かれます。締切の近い順です。
自動化で解消したい
(一般型)
10/16
入れたい
導入2026
複数者連携 10/30
新しい分野へ
二次 10/30
03今月いちばん急ぐ:10/16 省力化投資補助金(一般型)第8回
中小企業省力化投資補助金(一般型)の第8回は、10月16日(金)17:00締切です。9月18日に受付が始まっており、今月は申請の追い込み期間にあたります。人手不足の解消につながる設備・機器の導入(オーダーメイド型)が対象で、補助上限は従業員数に応じて750万円〜8,000万円(賃上げ特例で最大1億円)、補助率は中小企業1/2(賃上げ特例2/3)・小規模事業者2/3です。
▷ ここがコツ:第8回に間に合わない場合も、公式サイトには「第9回の詳細は確定次第更新」とあります。今回を逃しても、次回に向けて事業計画と見積りを進めておくと動きが早くなります。
▷ 注意:従業員規模によって上限額の区分が変わります。※ 詳細は最新の公募要領で必ず確認してください。
「10/16も10/30も、うちは間に合う?」
山口・周南の現場に合わせて、一緒に段取りします。
初回ヒアリングは無料 / むずかしい話はしません / 交付決定まで伴走します
まず60秒で「補助金診断」→04【速報】成長加速化補助金、締切が10/29→11/12に延長
中小企業成長加速化補助金(売上100億円超を目指す中小企業向け、補助上限5億円・補助率1/2)の3次公募は、当初10月29日(木)15:00締切の予定でしたが、公募要領の改訂(Ver1.4)により11月12日(木)15:00に延長されています。すでに準備を進めていた方にとっては、計画を練り直す時間が増えたことになります。
▷ 注意:延長は公募要領の改訂履歴に基づく情報です。延長後の日程も今後変わる可能性があるため、※ 申請前に必ず公式の最新版公募要領をご確認ください。
0510/30に重なる、もう一つの締切
10月末は、2つの制度の締切が同じ日に重なります。デジタル化・AI導入補助金2026は、通常枠・インボイス枠・セキュリティ対策推進枠(6次締切分)がすでに9/29に締切済みで、複数者連携枠(3次締切分)のみ10月30日(金)17:00が締切です。同じ日の18:00には、新事業進出・ものづくり商業サービス補助金第1回の二次締切も控えています。一次締切(9/30)に間に合わなかった方にとっては、ここが本命です。
▷ ここがコツ:複数の事業者が連携して取り組む計画がある場合はデジタル化・AI導入補助金2026の複数者連携枠、単独の設備投資・新事業であれば統合新制度の二次締切、と狙う制度が分かれます。両方に当てはまる計画なら、どちらが自社に有利か早めに整理してください。
▷ 注意:締切の時刻が17:00と18:00で異なります。※ 詳細は最新の公募要領で必ず確認してください。
読みながら「うちの場合は?」と思ったら このページの下で、そのまま聞けます ↓
06国の主な補助金、上限の一覧
「うちの規模だと、結局どれ?」。上限と使いみちで、主なものを並べます。
| 補助金 | 補助上限 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 新事業進出・ものづくり 商業サービス補助金 | 最大9,000万円 | 革新的な設備投資・新市場進出(統合新制度) |
| 成長加速化補助金 | 5億円 | 売上100億円超を目指す中小企業の大胆な設備投資 |
| 省力化投資補助金 (一般型) | 750万円〜8,000万円 | 人手不足解消の自動化(オーダーメイド型・従業員規模別) |
| 省力化投資補助金 (カタログ型) | 200万円〜1,500万円 | カタログ掲載の汎用製品を導入する簡易型(賃上げ要件達成時上限) |
| 小規模事業者 持続化補助金 (通常枠) | 上限50万円〜 | 販路開拓・チラシ・店舗改装。商工会・商工会議所への相談必須 |
| デジタル化・AI 導入補助金2026 | 枠により変動 | ITツール・AI導入・インボイス対応・セキュリティ強化 |
07山口県内で、今おさえたい制度
国の制度は大きいけれど、地方の会社には市町の制度のほうが使いやすいことも多いです。10月に締切・動きがある制度を並べます。
市町で押さえたい制度
- 下松市 中小企業脱炭素経営推進補助金(ロードマップ策定枠 〜10/26必着)/ 上限 200万円 / 補助率 2/3
- 下松市 ものづくり中小企業職場環境向上補助金(〜12/28必着)/ 上限 200万円 / 補助率 1/2
- 萩市 中小企業者等持続的成長・賃金引き上げ促進補助金(〜11/30、賃上げが条件)/ 従業員規模に応じ25万〜100万円 / 補助率 1/2
- 山口市 中小企業省人化・省力化機器等導入支援補助金(第3弾)(〜12/18、予算達し次第終了)/ 上限 50万円 / 補助率 1/2
- 周南市 水素関連製品等研究開発事業補助金(県の交付決定後2週間以内に申請)/ 上限 100万円 / 補助率 県補助金控除後1/2以内
国と地方を、10月時点の「目的」と「締切」で一つの表にまとめました。探すときの入口にしてください。
| やりたいこと | 代表的な制度 | 締切の目安(2026年) |
|---|---|---|
| 人手不足を 自動化で解消 | 省力化投資補助金(一般型・第8回) | 10/16 |
| 脱炭素・省エネ (下松市) | 下松市 中小企業脱炭素経営推進補助金 | 10/26 |
| IT・業務ツールを 入れる | デジタル化・AI導入補助金2026(複数者連携枠) | 10/30 |
| 設備投資・ 新しい分野へ | 新事業進出・ものづくり商業サービス補助金(二次) | 10/30 |
| 大胆な成長投資 | 成長加速化補助金(3次公募・延長後) | 11/12 |
| 賃上げ (萩市) | 萩市 持続的成長・賃金引き上げ促進補助金 | 11/30 |
▷ 注意:市町の制度は、予算がなくなり次第、受付期間内でも終了することがあります。※ 締切・要件は最新の公募要領で必ず確認を。
08今月やる準備と、注意3つ
どの補助金を出すにしても、先にやることは同じです。10/16や10/30の締切に間に合わせるなら、この順番で今すぐ動いてください。
最後に、補助金でよくある事故を3つ。
- 「もらってから買う」が基本。交付決定の前に発注・購入したものは、対象外になることがほとんど。順番を間違えると、お金が出ません。
- 締切の時刻まで確認する。10/16は17:00、10/30は制度によって17:00と18:00。日付だけ見て、当日の夜に慌てないように。
- 延長や変更をうのみにしない。この記事の金額・締切も、2026年10月2日時点のもの。成長加速化補助金のように締切が動くこともあります。必ず公式で確認を。
09もう一歩くわしく:用語・つまずき・ケース
用語を、かみ砕く
| 用語 | この記事での意味 |
|---|---|
| 一次締切・二次締切 | 同じ回の中で、受付を区切る締切。一次に間に合わなくても二次がある制度も |
| 公募要領の改訂 | 募集開始後に内容・締切が変わること。成長加速化補助金のように延長されることもある |
| 枠(通常枠・複数者連携枠など) | 同じ補助金の中の申請区分。補助率・上限・締切が違う |
| もらってから買う | 交付決定の前に発注・購入したものは対象外。順番厳守 |
よくあるつまずきと、直し方
| つまずき | 直し方 |
|---|---|
| 旧い締切日(10/29など)のまま準備する | 公募要領は改訂される。申請直前に最新版を必ず確認する |
| 持続化補助金 第20回はもう出せると思い込む | 受付開始は11/5から。今月時点ではまだ受付前 |
| デジタル化・AI導入2026はもう締切済みと諦める | 複数者連携枠だけは10/30まで申請できる |
| 交付決定前に発注する | 「もらってから買う」が基本。先に動いたものは対象外 |
ケースで見る(仮の例)
周南の金属加工(社員18名・仮の例)。10月2日に「人手不足の自動化、10/16に間に合う?」と相談。見積りと事業計画の骨子はすでにあった。GビズIDも取得済みだったため、省力化投資補助金(一般型)第8回に向けて最終調整に入った。
別の会社(仮の例)は、成長加速化補助金を10/29締切で急いで準備していたが、今回の延長を知り、11/12までの2週間で計画の精度を上げる方針に切り替えた。締切が動いたことで、無理な提出を避けられた例といえる。
同じ10月でも、押さえている締切が合っているかどうかで動き方が変わります。延長・変更の情報は、思い込みではなく公式で確認することが欠かせません。
- 締切は改訂で動くことがある。古い情報のまま動かない
- 持続化補助金 第20回はまだ受付前(11/5から)
- もらってから買う。交付決定前の発注はしない