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古いエアコン・照明の入れ替え、周南市の補助金でできる?

荒木 🗓 2026.08.12 ⏱ 約7分
地元補助金 周南市の省エネ設備の補助金。
市の制度と、国との合わせ方。
目次
  1. 周南市に「省エネ設備の補助金」はある
  2. いくら出る?何が対象?
  3. 使うための3つの約束
  4. 申請から入金までの流れ(図解)
  5. 国の省エネ・設備補助金も見ておく
  6. 国と市、どう選ぶ?
  7. 補助金は年度で変わる。探し方のコツ
  8. もう一歩くわしく:用語・つまずき・ケース
  9. よくある質問

「工場のエアコンもボイラーも、もう10年もの。電気代も上がる一方。補助金で入れ替えられんかね」。周南の社長さんから、よく出る相談です。答えは「使える補助金はある。ただし中身は年度で変わる」。この記事では、周南市の省エネ設備の補助金・対象になる設備・使うための約束・国の制度との合わせ方・そして毎年変わる情報の探し方まで、順番にまとめます。

01周南市に「省エネ設備の補助金」はある

周南市には、中小企業の省エネ設備の更新を助ける補助金があります。名前は「周南市中小企業等省エネ対策設備導入等支援補助金」。市内の中小企業が、古い設備を省エネ性能の高い設備に入れ替えるときに使える制度です。電気代の高騰で、問い合わせが増えている補助金です。

ねらいはシンプル。会社のエネルギーの使い方を減らして、光熱費の負担を軽くする。市の商工振興課が窓口になっています。

▷ 注意:この補助金は毎年、金額・対象・受付期間が見直されます。予算がなくなると、期間の途中でも受付を締め切ります。ここに書く数字は過去の実施回の目安です。今年度の中身は、必ず周南市の最新の募集案内で確認してください。

02いくら出る?何が対象?

過去の実施回では、補助の中身はこうでした。まずは表で見てください。

項目過去の実施回の目安
補助率対象経費の 1/2
補助上限40万円
対象者周南市内に事業所を持つ中小企業等(農林水産業・金融保険業などは対象外)
使いみち今ある設備を、省エネ性能の高い設備に入れ替える費用(本体・工事・配線配管・運搬・撤去処分まで)

対象になる設備は、だいたいこのあたりです。どれも「電気やガスをよく食う設備」が並びます。

対象になりやすい設備(例)ここに注意
高効率のエアコン・空調
業務用の給湯器
高性能のボイラー
冷凍・冷蔵の設備
制御機能つきのLED照明
「今ある設備の入れ替え」が前提
中古品は対象外
新しく増やすだけの設備は対象外になりやすい

▷ 注意:金額の上限・対象設備の細かい条件は、年度の募集案内で決まります。「うちのこの設備は対象になる?」は、発注する前に市の窓口へ一度確認するのが確実です。

03使うための3つの約束

既存設備の入れ替えであること(新設だけは通りにくい)市内の業者に発注すること(自社施工は対象外)先に申請してから動くこと(交付決定前の契約・工事はNG)3つめの「先に申請」が、いちばんの落とし穴
図:守らないと出ない、3つの約束

この補助金には、守らないと出ない「約束」があります。過去の実施回では、この3つがはっきり決まっていました。

3つめの「先に申請」が、いちばんの落とし穴です。「安くなるなら」と先に工事を頼んでしまうと、あとから補助金が付きません。動く前に、まず窓口です。

▷ コツ:設備の入れ替えを考え始めた時点で、市の商工振興課(0834-22-8819/shoko@city.shunan.lg.jp)に「今年度の省エネの補助金はありますか」と一本、電話を入れておく。募集の時期と枠を先に押さえられます。

04申請から入金までの流れ(図解)

市の補助金は、この順番で進みます。全体を先に見ておくと、段取りを間違えません。

STEP 1
募集を確認・相談
今年度あるか、枠は残っているか。工事を頼む前に、まずここ。
STEP 2
見積り・書類をそろえる
市内業者の見積り、入れ替える設備の内容をまとめる。
STEP 3
申請 → 交付決定
「やっていいよ」の合図が出るまで、契約も工事もしない。
STEP 4
工事・設備の入れ替え
交付決定のあとで発注・施工。決められた期限までに終える。
STEP 5
実績報告 → 入金
後払い。工事代は先に自社で立て替える。報告を出して精算。

▷ 注意:市の補助金も「後払い」です。工事代はいったん自社で払います。あとから補助分が戻る形。資金繰りも計画に入れておいてください。

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05国の省エネ・設備補助金も見ておく

市の40万円だけでは、大きな設備投資には足りないこともあります。そんなときは、国の補助金も候補に入ります。省エネや設備更新に使える国の制度は、額の桁が違います。

制度だれ向け補助上限の目安
周南市
省エネ設備
市内の中小。設備の入れ替えを、手早く安くしたい40万円
省力化投資
補助金(国)
人手不足を、機械や自動化で埋めたい750万〜8,000万円
※規模による
新事業進出・
ものづくり
商業サービス
補助金(国)
新しい製品・サービスや、新分野に挑みたい2,500万〜
7,000万円
※枠による

国の補助金は、金額が大きいぶん、事業計画づくりがしっかり必要です。設備を「ただ入れ替える」だけでは通りにくく、「その投資で会社がどう伸びるか」を数字で語る計画が要ります。

▷ 注意:国の補助金の上限・補助率・締切は、公募回ごとに変わります。ここの数字は目安です。出す前に、必ず各制度の最新の公募要領で確認してください。

06国と市、どう選ぶ?

何を、どこまでやりたい?古い空調や照明を、まず手早く更新周南市の省エネ補助金(上限40万円の目安)人手不足を機械・自動化で埋めたい国の省力化投資補助金新しい事業や設備で攻めたい国の新事業進出・ものづくり
図:やりたいことの規模で、入り口が変わる

「市と国、どっちを使えばええん?」。やりたいことの規模で、入り口が変わります。

「何を、どこまでやりたい?」で入り口が決まる
古い空調や照明を
まず手早く更新したい
周南市の
省エネ補助金
人手不足を
機械・自動化で埋めたい
国の
省力化投資補助金
新しい事業や
設備で攻めたい
国の新事業進出・
ものづくり補助金

▷ 注意:同じ設備・同じ経費に、市と国の補助金を二重にかけることは、基本できません(同一経費の二重取りは不可)。組み合わせるなら「この設備は市、この投資は国」と、対象をきれいに分けるのが原則です。使う前に必ず確認を。

07補助金は年度で変わる。探し方のコツ

市の補助金でいちばん大事なのは、「今年、あるかどうか」を自分で確かめる力です。去年あった補助金が、今年は形を変えたり、なくなったりします。逆に、新しい枠が生まれることもあります。この順番で見てください。

STEP 1
周南市の「企業支援」ページ
市の商工振興課のページに、今年度の企業向け補助金が並ぶ。
STEP 2
地元の商工会議所・商工会
徳山・新南陽の商工会議所や商工会は、募集をいち早く案内してくれる。
STEP 3
窓口に電話で一本
「今年度の省エネの補助金はありますか」。これがいちばん早くて確実。

だいたいの流れも、頭に入れておくと動きやすいです。市の補助金は、年度の初め(春)に募集が始まり、予算がなくなり次第、締め切ることが多いです。

年度初め(春ごろ)
その年度の募集案内が出る
この時期に市のページと商工会をチェック。
予算がなくなり次第
受付を締め切る
期間が残っていても、枠が埋まれば終了。早い者勝ちの面も。
交付決定のあと
工事・入れ替え → 実績報告 → 入金

▷ 注意:時期は年度によって前後します。上の並びは一般的な流れの目安です。実際の募集開始日・締切日は、その年度の案内で必ず確認してください。

08もう一歩くわしく:用語・つまずき・ケース

用語を、かみ砕く

用語この記事での意味
省エネ設備電気やガスの消費が少ない設備。空調・ボイラー・照明など
既存設備の入れ替え今ある古い設備を更新すること。まっさらな新設だけは通りにくい
市内業者工事・設置の発注先が周南市内の業者であること。自社施工は対象外
先に申請交付決定の前に契約・工事を始めると対象外

よくあるつまずきと、直し方

つまずき直し方
「安くなるなら」と先に工事を頼むいちばんの落とし穴。動く前に窓口へ
自社で施工して申請する自社発注は対象外だった。市内業者へ
去年あった制度を当てにする年度で中身が変わる。今年あるかを自分で確かめる
大きな設備投資を市の40万円だけで考える足りなければ国の制度も。経費を分けて
1今年あるかを確かめる市の企業支援ページ・商工会議所・電話2市内業者で見積自社施工・市外業者は対象外3申請 → 交付決定ここまで契約も工事もしない4工事 → 実績報告 → 入金後払い。先に立て替える
図:市の省エネ補助金、守る順番

ケースで見る(仮の例)

周南の食品工場(社員35名・仮の例)。工場の空調が15年もの。電気代が上がり、入れ替えを決めた。工務店に見積を頼んだ帰りに、補助金の話を聞き、市の商工振興課へ電話。「今年度はあります。ただし交付決定の前に契約しないでください」。

見積を市内業者で取り直し(もとの工務店は市外だった)、申請して交付決定を待ってから工事。40万円は工事費の一部ですが、「順番を知らずに契約していたらゼロだった」。

市の補助金で大事なのは、額より「今年あるか」「順番を守れるか」。この2つを電話一本で確かめる習慣が、いちばん効きます。

▷ ここだけは
  • 動く前に、市へ電話一本
  • 市内業者・既存設備の入れ替え・先に申請。3つの約束
  • 足りない分は国。経費を分けて

09よくある質問

今年度、この省エネ補助金は使えますか?
年度ごとに募集が見直されます。予算がなくなると期間の途中でも締め切ります。使えるかどうかは、周南市の商工振興課(0834-22-8819)で最新の状況を確認してください。
補助はいくらもらえますか?
過去の実施回では、対象経費の1/2・上限40万円でした。金額は年度で変わることがあります。今年度の額は募集案内で確認を。
工事を先に頼んでしまいました。間に合いますか?
交付決定より前に契約・工事を始めると、対象外になります。設備の入れ替えを考えた時点で、動く前に窓口へ相談してください。
市外の業者に頼んでも大丈夫?
過去の実施回では、工事は市内業者への発注が条件でした。自社で施工する形も対象外。今年度の条件は募集案内で確認してください。
市の40万円だけでは足りません。
大きな設備投資なら、国の省力化投資補助金や、新事業進出・ものづくり商業サービス補助金が候補です。額は大きいぶん、事業計画がしっかり必要になります。
市と国、両方もらえますか?
同じ経費に二重取りは基本できません。対象をきれいに分ければ、組み合わせられる場合があります。使う前に必ず確認を。
荒木
合同会社Ring's / 山口・周南で中小企業の経営に伴走

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