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地元補助金

山口県のDX補助金は「財団」がやっている。選ぶのは3つの枠

荒木 🗓 2026.08.11 ⏱ 約8分
地元補助金 山口県 中小企業DX推進補助金。
3つの枠を、周南目線で。
目次
  1. 山口県のDX補助金は、財団がやっている
  2. 3つの枠を、表で見比べる
  3. どの枠?(あなたはどれ)
  4. 対象になる会社と、付加価値3%の約束
  5. いくら出て、何に使える?
  6. 二次募集の締切(時系列)
  7. 申請から入金までの流れ(図解)
  8. よくある質問

「山口県のDXの補助金って、どこに聞けばええん?」。周南でよく出る質問です。答えは、県庁ではなくやまぐち産業振興財団。ここが窓口です。中身は3つの枠に分かれていて、やりたいことで選ぶ枠が変わります。この記事では、3つの枠の違い・対象になる会社・いくら出て何に使えるか・二次募集の締切・申請の流れまで、順番にまとめます。

01山口県のDX補助金は、財団がやっている

正式な名前は「令和8年度 中小企業DX推進補助金」。実際に事務をしているのは、公益財団法人やまぐち産業振興財団です。県内の中小企業が、生産性を上げたり、省力化や自動化を進めたりする投資を後押しする補助金です。

この補助金は、大きく3つの枠でできています。先駆型(通常枠)/情報処理システム構築型/サイバーセキュリティ対策促進。上限も締切も、枠ごとに別々です。まず、この3つを分けて考えるのが第一歩になります。

▷ 注意:枠ごとに募集の時期がバラバラで、二次募集の年もあります。募集中か、締切はいつか、上限はいくらか。出す前に、必ず財団の公募要領で最新を確認してください。

023つの枠を、表で見比べる

やりたいことで、選ぶ枠が変わります。まずは表で見比べてください。数字は調査時点の二次募集の内容です。

こんな会社向け補助上限補助率二次募集の締切(調査時点)
先駆型
(通常枠)
システムを組んで、生産性を上げたい・省力化や自動化を進めたい500万円1/2以内令和8年8月18日(火)
情報処理
システム
構築型
まず情報処理システムを整えたい(小さめの投資から)150万円1/2以内令和8年7月17日(金)
(受付終了)
サイバー
セキュリティ
対策促進
セキュリティ対策を強めたい要確認要確認受付終了(予算上限に到達)

金額のいちばん大きい枠が、先駆型です。上限500万円、補助率は2分の1以内。システムを組んで、そこに付いてくる専用の設備まで入れられます。

▷ 注意:情報処理システム構築型の二次締切(7月17日)と、サイバーセキュリティ枠は、調査時点ですでに受付を終えています。募集中なのは先駆型(通常枠)の二次募集です。ここも締切が近いので、財団のサイトで残りの日数を必ず確認してください。

03どの枠?(あなたはどれ)

選び方はシンプルです。何をしたいかで、枠が決まります。

「うちは、何がしたい?」で枠が決まる
システムを組んで
生産性を上げたい
先駆型
(通常枠)
まず情報処理
システムを整えたい
情報処理
システム構築型
セキュリティ
対策を強めたい
サイバー
セキュリティ枠

金額を大きく取りたいなら先駆型。小さく始めたいなら情報処理システム構築型、という分かれ方です。迷ったら、投資したい中身がシステム中心か、設備まで含むかで見てください。

県のDX補助金は、財団が窓口。
選ぶのは、3つの枠のどれか。

04対象になる会社と、付加価値3%の約束

先駆型と情報処理システム構築型は、対象になる会社の条件がそろっています。ざっくり2つです。

ここでいう「付加価値」は、ざっくり言うと会社が生み出したもうけの部分です。設備やシステムを入れて終わりではなく、それで会社がどれだけ強くなるか。その計画を数字で描けているかが問われます。

▷ コツ:Ring'sでは、社外のCDO(デジタル担当役員)やAI導入の伴走で、この「付加価値がのびる計画」づくりから一緒に組み立てています。何を入れるかより、入れたあと現場がどう変わるか。そこを言葉と数字にできると、計画が通りやすくなります。

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05いくら出て、何に使える?

枠が決まったら、次は「何に使えるか」。先駆型を例に見ます。対象になるのは、生産性を上げたり、省力化・自動化をねらったシステム構築と、それに付いてくる専用設備です。

使えるお金(先駆型の例)気をつけたいところ
システム構築の委託費
機器・設備の費用
その他、事業に必要と認められる経費
買う前の発注はNG(交付決定より前の契約)
汎用の事務用パソコン等は弱く見られがち
補助率は2分の1。残りは自社で負担

先駆型は、補助対象になる期間が令和9年1月末日までと決まっています。この間に、契約・導入・支払いまで終わらせる必要があります。ぎりぎりの計画は禁物です。

▷ 注意:対象になる経費・ならない経費は、枠と募集回で細かく決まっています。買いたいものが対象か、必ず財団の公募要領で確認してください。

06二次募集の締切(時系列)

調査時点での、二次募集のスケジュールです。枠によって締切が違います。

令和8年7月17日(金)
情報処理システム構築型・二次募集 締切
調査時点ですでに受付終了。
令和8年8月18日(火)
先駆型(通常枠)・二次募集 締切
いま募集中の枠。締切が近い。数日前に出し終える段取りで。
令和9年1月末日
先駆型・補助対象期間の終わり
この日までに契約・導入・支払いを完了させる。

先駆型の締切がいちばん近いところです。電子での申請はぎりぎりに混みます。数日前には出し終える段取りで動いてください。

07申請から入金までの流れ(図解)

はじめての人がつまずきやすいのが、この流れ。全体を先に見ておくと、段取りが組めます。

STEP 1
やることを決める
どの枠で、何を入れて、現場をどう変えるか。ここが本番。
STEP 2
DX推進計画をつくる
付加価値が年平均3%のびる絵を、数字で描く。
STEP 3
財団へ申請
締切ぎりぎりは混む。数日前に出し終える。
STEP 4
審査
計画の中身が見られる。予算の範囲で採否が決まる。
STEP 5
交付決定
ここで初めて「やっていいよ」の合図。発注はこの後。
STEP 6
導入・支払い
交付決定より前の契約はNG。対象期間内に完了させる。
STEP 7
実績報告 → 入金
後払い。報告の期限を過ぎると受け取れない。

▷ 注意:お金は「後払い」です。先に自社で立て替える必要があります。資金繰りも、計画に入れておいてください。

08よくある質問

県庁に申請するの?
窓口は、公益財団法人やまぐち産業振興財団です。県の補助金ですが、事務は財団がしています。募集や様式は財団のサイトで確認してください。
上限はいくら?
枠で変わります。先駆型(通常枠)は上限500万円・補助率2分の1以内、情報処理システム構築型は上限150万円・2分の1以内でした(調査時点の二次募集)。サイバーセキュリティ枠の額は要確認です。
どんな会社が対象?
県内に事業所を持つ中小企業(農業・林業・漁業を除く業種)で、付加価値額が年平均3%以上のびるDX推進計画を持っていることが条件でした。細かい要件は公募要領で確認を。
AIの導入にも使える?
生産性向上や省力化・自動化を目指したシステム構築が対象です。何が対象になるかは中身と計画しだいなので、入れたい仕組みが対象か、事前に財団へ確認するのが確実です。
お金は先にもらえる?
後払いです。交付決定 → 導入・支払い → 実績報告 → そのあと精算、の順。交付決定より前の発注・契約はできません。
荒木
合同会社Ring's / 山口・周南で中小企業の経営に伴走